20回転職した男 第4話「ブラック企業に入ってしまった」

この会社はおかしい

 

私が入社したのは

放課後等デイサービスという

障害を持った児童を預かる

民間の学童みたいなところ

 

私が入社した時は

まだ教室ができて1年も経っていないころだったが

すぐに新しい教室を立ち上げる予定で

職員の数も足りなく

私みたいな経験はない人間でも

雇ってくれた様子

 

言ってみれば

私としては

初めて正社員で入社した会社

 

正社員がどんなものか

わからなかった私ですが

周りの社員から

「この会社はおかしい」

と教えてもらいます

一人だけではなく

複数の社員から口に出るのは

会社の批判

 

自分より後に入ってきた人も

すぐに

「この会社はおかしい」

と気づいていました

 

私と一緒の時期に入った

年上の人も

それに気づき

あっという間に辞めてしまいました

 

面接のときの話、契約書とは違う労働環境

  • 残業代が全くでない
  • ボーナスが出ない
  • 休憩がちゃんととれない

 

というのは序の口で

上げたらキリがない感じです

ボーナスの件を上司に確認すると

「一年目はボーナスは出ない」

と面接のときには言ってなかったことを

サラッと言ってきました

 

2年目になり

約束通りボーナスが入りました

その額7万円!!

 

 いやいやどういうこと?

という感じになりましたが

もうこの会社には皆で

愛想を尽かしていたので

もはや何も感じなくなってました

 

ブラック企業の良いところ

 

私が感じた

ブラック企業の良いところは

飲み会が楽しいところ !!

 

飲み会やったら

みんな揃って

会社の悪口が止まらなく

それはそれで楽しかったですね

 

仕事仲間との酒の席は

やっぱり会社への不満が

一番盛り上がりますからね

 

それに同僚と一体感も生まれ

みんな仲良くなりましたね

 

 

異例のスピード出世

 

私より先に入っていた人も

辞めていったりして

私は初めて正社員で入った会社で

入社3か月目で異例のスピード出世

 

宴会部長に任命されます

 

この会社どんどん人が辞めていくので

毎月のように送別会を行っていたので

宴会部長の私は毎月大変でした

 

また会社も去るものは追わず

辞めたら新しい人を入れればいい

という精神だったので

 

毎月のように新しい人が入るため

毎月のように歓迎会をしなければなりませんでした

 

毎月歓迎会と送別会を兼ねた飲み会を

宴会部長の私は仕切ることに

 

まぁそれはそれで楽しかったのですが

 

宴会部長だけでなく

結局人がどんどん辞めていくので

仕事量もおのずと

増えていきました

 

初めて正社員で入った会社で

仕事をどんどん任せられるのは

嬉しい気持ちもありましたが

やはりそれに見合った給料や

残業代が支払われないのは

モチベーションを下げていくだけでした

 

 

辞めることに

 

結局2年目のある時期に

辞めるという人が一斉に名乗り出て

その波に乗り遅れては

辞められなくなると考え

私も辞めることに

 

経営陣以外のみんなは仲良くて

仕事も楽しくできていたので

私としては

続けても良かったのですが

 

サービス残業の多さ

給料面の不安

社長への不信感

 

などなど

将来のことを考えると

辞めるしかなかったと思います

 

私も含め

辞めていった人が

たくさんいました

 

一つとても申し訳なかったのが

子供を預かる職場だったので

そんだけ人が頻繁に辞めていってしまうのは

子供にとって良くなかっただろうな

と思います

 

放課後等デイサービスという

事業については

いろいろ問題点などが

ニュースなどでも取り上げられるのを

目にすることがありますが

本当に子供のことを考えている事業所が

今後残っていってくれることを願います